木造仮設住宅視察~建築士会近畿Bの仲間~

2011/08/04(木) 日記
日本建築士会連合会青年委員会の仲間である近畿ブロック代表奈良県の稲原さんとともに、兵庫県阪神支部 安田青年部会長、和歌山県青年委員会 中谷青年委員長の3名が福島県に来られました。稲原さんとは日本建築士会連合会青年委員会で一緒に活動をしており色々とお世話になっている方です。もちろんお酒を飲みながらの席でもお世話になっています。(笑)

今回は木造仮設住宅の視察と大震災の被害状況を視察するための来県です。お昼過ぎに郡山市で待ち合わせをしまずは郡山市内の2階建ての仮設住宅視察へ向かいました。県内でも珍しい2階建て仮設住宅はプレハブ系です。中には入れませんでしたが、1階と2階の音の問題なんかがきになりました。
その後、車で田村市船引町の木造仮設住宅へ向かい、当社が担当した約100戸近い建物を見て回りました。中にも入ることもでき畳のいい香りがする部屋は大変きれいで癒される空間でした。近畿の3名の方々も非常にきれいですばらしい建物だと感激しておりました。
今後入居が始まりコミュニティ、プライバシーの問題など様々な問題が出ると思いますが、私たち青年建築士はその問題を一緒になって解決できるよう頑張っていきたいと思います。

夕方に福島県いわき市小名浜地区に入り、津波の被害を受けた地区を見てきました。ガラはだいぶ片付いていましたが、まだ車、壊れた木造住宅などがそのまま置かれ未だに復興されていない現実を実感しました。途中、放射線量を低くするための措置として学校の校庭の土を除去している光景がありました。同じ県内でこういった学校があるというのは非常にさびしいことです。

近畿ブロックの3名は福島に宿泊し明日は宮城県の沿岸を視察する予定です。慣れない県での運転ですが気を付けて行ってきてください。
最後に今後も同じ仲間として被災県を応援していく!というありがたい言葉をいただき別れました。

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