Ｉ様邸新築工事　福島県会津若松市（木造住宅２階建て）

会津若松駅近くの一等地です。
これから完成まで楽しみです！

大工さんの設計図「図板」です。
施主様のIさんが完成後にこの図板が欲しいそうです。ぜひ記念に！

土台部分の刻みです。もちろん「クリ材」ですよ。

丸太の「墨付け」です。芯を出し、慎重に墨付けを行います。

これが吹き抜け部分に建つ丸太です。杉材で長さは約９ｍあります。

桁材です。今回は比較的大きな断面のものが使用されます。

化粧で見えてくる部分の桁です。杉材ですが、これだけの無垢材はなかなかありません。今回もこの材料にたどり着くまで、３回も大きな丸太を製材しました。

いよいよ着工です。今日はやり方が行われました。

リビングに建つ直径４０ｃｍ、長さ８ｍの杉丸太の足元です。

杉の桁ですが高さが４５ｃｍもあり、無節ですよ！

桁で杉材です。美しい色合いです。
こういった大断面の無垢材は当社の得意分野です。

この桁も素晴らしいです。４５ｃｍもの高さがある杉材で、節が無く、色合いもいいです。

和室に使用されるヒノキ柱で１５ｃｍ角です。大工が一本一本刻んでいます。

桁のほぞ穴です。ここに直角方向から桁、真上から柱が組まれていきます。

桁材同士の継ぎ手部分です。こういった伝統的な工法が最近では見られません。

化粧部分の継ぎ手です。
大工の精度が問われます。

地鎮祭です。
奥さまと二人で鍬入れが行われました。

リビングには大きな丸柱が建ってきます。その下部には独立基礎が施工されます。深く掘って、基礎も大きくなります。

独立基礎部分の捨てコン完了です。中央では鉄筋を差しといて（差筋と呼びます）、立ちあがりのコンクリートと緊結させるものです。

土間の下と基礎立ち上がり部分の断熱材です。今回はⅠ地区仕様の外断熱なので、スタイロエースⅡア６５ｍｍという高性能のものを使用します。

土間鉄筋組状況です。鉄筋の下に見えるのは防湿ビニールシートです。

土間の鉄筋組が完了しました。

土間コンクリート打設状況です。まずは、立ちあがり基礎のある部分の下部部分に打設します。この部分は深くハンチという部分になっています。

鉄筋の上に板が載っていますが、この部分が壁が来る部分です。土間も深く掘られていて、コンクリートも深く打設されます。

土間コンクリート打設完了です。このまま養生されます。コンクリートも冬なので、この時期の温度補正を加えた強度になります。今回は２１N/ｍ㎡の設計に６N/ｍ㎡加えて２７N/ｍ㎡の強度で打設しました。

リビングに建つ大きい杉柱です。工場で立てて乾燥させます。

基礎のHD金物・アンカーボルト設置状況です。

型枠を外すと基礎断熱が見えてきました。押出法ポリスチレンフォーム　ア６５ｍｍです。

基礎の天端に気密パッキンを敷いていきます。これによって床下の気密をとります。

土台はクリ材です。

基礎断熱の外側にシロアリ防止のステンレスメッシュを貼ります。
目が細かくてシロアリは侵入できません。

基礎に土台を敷いていきます。基礎と土台の間の気密パッキンはこんな感じで施工されています。土台はクリ材です。

基礎のコンクリートには基礎・土台・柱を緊結するホールダン金物が埋められています。

ホールダン金物は設計の段階で計算し、適所に設置されます。ホールダン金物の隣にある小さな金物はアンカーボルトというものです。

土台の仕口です。この仕口は蟻掛けと言われる仕口です。

この土台の継ぎ手は腰掛け鎌継ぎという方法です。

外部足場を先行させ、安全を確認し建て方始まりです。大きな部材が組まれていきます。

吹き抜け部分に使われる大きな杉の桁材です。これが組まれたら圧巻です！

リビングに建つ杉の丸太柱です。この丸太には大きな断面の桁材が組まれていきます。

リビングに建つ丸柱の２階桁も組まれてきました。丸太は直径４０ｃｍです。

胴差しの継ぎ手ですが、これは追掛大栓継という仕口です。脇の穴には込栓と言われる木製の栓が打ち込まれます。

２階床組み部分の桁材です。大きな桁で床が支えられるので安心です！

下から２階部分の柱を見上げています。２階の柱の高さは３ｍです。

柱に桁が組み込まれています。仕口の上下に小さな木が打ち込まれていますが、これはくさびと言ってこれを打ち込んで仕口を緊結されます。

レッカーによって柱と桁が組まれたものが釣り上げられます。

建て方完了です。屋根がかかると大きいですね。

新しい足場シートです！

筋かいプレートとホールダン金物です。ホールダン金物は建築基準法での仕様です。

１階から上部を見上げます。化粧で２階、小屋組部分の大きな杉の桁材が見えてきます。

在来木造住宅ならではの仕口です。無垢の杉も奇麗な色ですね。

２階根太です。杉材で大きな断面の根太です。

２階床部分の丸太柱と胴差しの仕口です。木造住宅の素晴らしい部分ですね。

隙間なく組まれています。

小屋裏部分の仕口です。丸太柱の最上部となります。

桁の仕口で、追掛け大栓継です。在来木造住宅でしか見られません。

２階床部分には大きな杉の桁材が多く組まれています。これなら安心！

見えてくる小屋組部分です。２重に桁の美しい組まれ方です。

隠れてくる小屋組ですが、束、タルキ、野地板とすべてが無垢材でがっちり組まれています。

胴差しの仕口で、込栓が打ち込まれています。さらに金物を使用しより強い在来木造住宅となります。

桁の仕口です。大入れ蟻掛けです。

破風板は２重破風となり、化粧です。

２階根太です。杉材でこの上に厚さ３ｃｍの杉板が貼られます。

根太は桁に組み込まれています。

サッシの設置される部分には、「まぐさ」と呼ばれるものが下地で組まれます。窓台ともいいます。

外部の透湿シート状況です。タイベックのシートで、アルミ箔が貼ってある高性能タイプです。

透湿シートの上に通気胴縁が施工されています。この木材の間を空気が流れていきます。

下から見上げた丸柱上部です。きれいな杉材独特の色合いです。

２階の目線で見た今の状況です。大きな桁組みが吹き抜けに見られます。

桁が３方向から組まれています。匠の技ですね！

高さ４５ｃｍの桁の木目です。きれいですね。

ロフト部分の桁です。柱には込栓でしっかりと仕口で緊結されます。

床下地です。今回は床束に鋼製束を使用しました。

鋼製束の調整では、糸を張り高さを慎重に合わせます。

今は７名で現場の施工をしています。

吹き抜けの上部はこんな感じです。
迫力があり、きれいです！

丸柱の背割には、くさびを打ち込んでおきます。少しずつ開いていきます。最終的にはくさびは除去するものです。

大きな桁材と柱、筋かい、金物、間柱と施工されていきます。

軒裏には杉板が貼られます。その下地組です。

２階の根太敷き込みです。杉材です。

構造体が組まれ、間柱、根太などの下地材が施工されていきます。すべて無垢材です！

外部の壁下地は合板では無く無垢の板材です。

土台水切りは制作ものです。基礎断熱、通気工法という施工方法なのでそれに対応したものです。

窓の上部に設置された庇です。規格品ではなく、化粧で作成しました。純和風っぽく見えますが、完成後はモダンなものに！

これが宮大工が造る在来木造住宅です。きれいですね。

屋根は「段葺き」という工法で、通常の横葺きより厚みがあります。

２階ベランダ部分のサッシ取り付け完了です。壁はラス板という無垢の下地材です。

軒裏の板貼り状況です。基準法上、無垢材が使用できるので杉板としました。

無垢板の軒天もきれいですね！

２階床板を１階から見た感じです。無垢板の木目がきれいです。

天井部分に隠れてしまい残念な無垢板の裏面です。

天井下地を組みました。タルキ近くにも下地が組んでありますが、これは断熱材を充填するための下地を組んでいます。

給水配管です。床下から立ち上げています。

排水配管の周辺も断熱材でしっかり断熱します。

壁下地です。この上に石膏ボードが貼られてきます。

桁同士の継ぎ手部分で、くさびによって接合がされています。見えない部分に大工の技術が組まれています。

コンセントも壁下地に設置されてきました

ロフト部分の根太が入る桁材です。根太彫りがされてここに根太が施工されます。

階段も設置されました。無垢の杉材です。なかなかこういった階段は見られません！

この階段は途中から２方向へ階段が分かれます。おもしろい造りですね。

２４時間換気のための給気口です。外壁側に数か所設置されるものです。

電気配線も始まりました。

壁下地完了です。壁の中に断熱材が充填されてきます。セルロースという環境にやさしい断熱材です。

充填断熱のための準備で不織布（ふしょくふ）というものを貼ります。

壁全体に不織布を貼っていきます。隙間なくタッカーで止めます。

天井にも断熱用の不織布が貼られています。

不織布はこのように細かいピッチで止められています。この中にセルロースという断熱材を充填します。

これがセルロースファイバーという断熱の材料です。密度は７５kg/㎥で吹込みます。素材も紙でエコ製品です。

断熱材を吹込む機械です。

吹込む機械本体からこのホースによって壁、天井内に断熱材が吹込まれます。

断熱を吹込む穴です。ここにホースを入れて吹き込みます。

断熱材はこの穴から密度70/㎥以上で吹き込まれます。手で触るとパンパンです！

24時間換気扇の本体です。天井裏に設置されています。

吹き抜け部分の天井板です。杉の無垢材が貼られています。

設備配管の保温完了です。これなら凍結もしません！

和室の天井板はもちろん無垢材で、日光杉です！

クローゼットの桐板を張っています。施工しているのは「星」大工さんです。顔を見せればいいのに・・・。

天井裏への換気のための配管です。
パイプシャフトの中を配管しています。

子供部屋のロフトの下部です。桐板と杉板で壁が張られています。

クローゼットの中は桐板の壁です。これで湿気対策は万全ですね！

子供部屋の天井は杉板です。

ベランダの天井部分です。杉板貼りです。

外部の壁は「高千穂」の塗り壁です。高千穂の通気シート、専用ステンレスラス網を施工しています。

部屋のボード貼りも進んできました。

外部のモルタル下地です。ステンレスメッシュの上に専用のモルタル下地材が塗られています。

電気の引込柱が設置完了です。

外部の下見板の下地です。不燃材としなくてはならないので、木製の下見板の下地はモルタルです。

ボード貼りも順調に進んでいます。この上に自然素材の仕上げ材が塗られます。

2階部屋入口の上には空気の流通口となるガラリが設置されてます。もちろん杉の手作りです。

石膏ボードの荷揚げです。建物に傷などをつけないよう一枚一枚手で荷揚げします。

外部のモルタル下地もほぼ完了です。この上に仕上げが塗られます。

ほぼ外部下地は完了です。左官屋さんの仕事です。

和室の鴨居の設置状況です。きれいに納まっていますね！

床柱と長押の納まりです。大工さんの腕の見せ所でもあります。床柱、長押とも日光杉の無垢材です！

長押を加工しています。手刻みで丁寧に仕上げていきます。

天井の点検口です。

腰壁は杉板を貼っていきます。本当に無垢材の家ですね！

壁に埋め込み式の棚を設置しました。これも無垢材ですよ。

玄関ドアは杉材を仕上げに使用しています。特注品です！もちろん断熱性能もバッチリです。

取手も大きく使いやすいものです。

子供室のロフトです。

2階からリビングを見下ろします。中２階部分はプレイルームです。

玄関脇のポストです。特注製で杉で造られています。

ポストは高気密のポストです！

階段も杉材です。まだ養生されてて見えませんが・・・。

階段の手すりは大工さんが一本一本刻んだ杉の手すりです。

外壁もいよいよ仕上げです。白い方が仕上げの部分です。そとん壁と呼ばれる塗り材です。

玄関前のホール天井も杉材で張られています。

２階部分の手すり設置完了です。杉材で大工さんが一本一本刻みました。

ベランダも無垢材の手すりです。本当に無垢の家ですね！

床は厚めの杉材です。気持良い空間となりました。

外部も仕上げ塗り完了です。明るい色合いです。

北面の様子です。

こういった部材で手すりが組み立てられます。在来木造住宅ならではですね！

現場でも少しずつ大工さんが刻み、組み立てられます。

大きな吹き抜け空間の手すりはとても奇麗で、素晴らしい空間です。

外部下見板が完了です。杉板材です。

外観の仕上げも間近です。左官屋さんが塗っていきます。もちろん自然素材です。

収納は手作りで、杉材です。

洗面所の収納です。これも杉材で製作しています。

子供部屋の壁も完了です。自然素材ですので空気もきれいな感じが！

内壁の石膏ボードに下地処理です。この処理をすることによって割れを防ぎます。この上に左官屋さんが仕上げ材を塗っていきます。

南側の外観です。窓も多く、明るい雰囲気になっています。外壁は自然素材の「そとん壁」です。

北東側です。和室の濡れ縁でのんびりと時間を過ごせそうです。

北側には室外機が設置されています。軒裏も無垢材で施工されています。

濡れ縁は大工さんが造りました。一本一本丁寧に！

和室天井は杉材で作られています。デザインもオリジナルとなっています。

和室照明器具は、天井にあったデザインを選びました。

和室の間仕切りの建具は閉めるとこんな感じです。真ん中に柱を設けないで、建具同士できれいに閉じています。

和室の暖房器と建具はデザインがそろっています。これもオリジナル建具のおかげですね。

リビングから和室を眺めます。非常に明るい和室になっています。

長押は日光杉の無垢材です。なかなか見れません、この材料は！

洗面脱衣所です。手洗い器が二つあり、ひとつは洗濯の手洗いにも使用します。床材は杉の無垢材です。

１階トイレは床は杉材です。大・小便器が設置され間仕切りで仕切っています。左側にはトイレットペーパーなどを入れる収納がありますが、これも杉材で手作りです。

２階寝室の暖房器です。PSというメーカーのおしゃれな器具です。

２階吹き抜け上部の窓です。大きな窓を設置したので部屋の内部はかなり明るいです。サッシも高性能の断熱サッシです。

２階廊下から１階部分を眺めます。化粧の桁がきれいです。

北側のベランダです。奥には磐梯山も見えてきます。

２階廊下は杉材の床で厚さが３ｃｍあります。手すりは杉材で大工さんが造ったオリジナルです。

２階廊下部分の丸太柱と手すりの納まりは非常にきれいで、大工さんの技術の高さが伺えます。

２階廊下の照明です。家全体に大きな照明器具は少なく、間接照明的な器具で明るさを演出します。

ウォークインクローゼットは大きな空間となっています。クローゼットなので壁には桐材を使用しています。

カウンターの照明は遊び心です。照明の演出は楽しいものがありますね！

キッチンは明るく、無垢材で統一されています。お料理するのにも楽しくできそうな空間です。

キッチンからプレイルームを見ます。料理をしながらでも子供たちとのコミュニケーションはばっちりです！

トーヨーキッチンというメーカーさんのシステムキッチンです。シンクが大きいのが特徴です。

プレイルームにもカウンターが設置され、子供たちが楽しめる空間です。カウンターも無垢材で作られています。

プレイルームからリビング和室方面を見ます。プレイルームは中２階的な空間ですので、ここからは１階全体を見渡せます。

プレイルームから２階へ行く階段です。杉の無垢材で大工さんが刻みました。今ではこういった無垢の階段を造れる大工さんも少なくなっています。

南側のベランダデッキです。無垢材で造られ、非常に気持ちのいい空間です。

南側の無垢が多く使われている部分です。すべてが自然素材の健康住宅です。

玄関から内部を眺めます。木製建具は無垢材でオリジナルです。職人さんが丁寧に造りました。腰壁は杉の羽目板です。

リビングにある収納は職人さんの手作りです。杉材で作成しており、すべてがオリジナルの木造住宅です。

プレイルームは中２階となっています。縦の空間が楽しい木造住宅の設計です。正面の白い掲示板は磁石が付くようにホーローの掲示板です。

きれいな収納は杉の赤身を使用したオリジナルです。

子供室のロフトです。ここで就寝しますが、無垢の中で包まれるように癒されながら就寝できます。

階段はすぐの無垢材で手すりもすべて大工さんが造りました。

大工さんの技術が見れるように、一部にこういった継ぎ手が見られます。

軒裏は杉材で施工され、ベランダ、軒先、破風板、外壁がとてもきれいなバランスとなっています。

この木造住宅の見どころでもある玄関戸です。外壁に合わせ杉板を使用し、オリジナルになっています。在来木造住宅の高断熱高気密住宅でこういった引き戸の製作物はほとんどありません。特殊な金物を使用し、高気密を維持しています。

ロフト部分です。はしごも大工さんが無垢で造りました。本当に無垢の家、健康住宅です！

子供室入口のドアです。もちろんオリジナルで、ドアの上部には空気が流れるように開閉式のガラリも造られています。ドア上部のガラリも開閉式です。隣の暖房器具もバランスがいいですね。

主寝室です。壁は塗り壁で火山灰を原料としたシラス壁です。

外部デッキです。ここでのんびりと時間が過ごせそうです。

手すりは大工さんが造ったものです。非常に技術の高さが見られます。

収納の中まで無垢です！

床下に暖房器具が設置され、ガラリがついています。

吹抜け上部の桁の上に照明器具が設置され、間接照明で大きな吹き抜け空間を照らします。

窓上にはすべて庇が付けられています。