大桃一浩 自己紹介へ

古民家解体工事・リフォーム工事

2016/12/05(月) 現場

現在、福島県下郷町で古民家の解体工事が行われています。また福島県会津美里町では古民家の大規模リフォームが完成しようとしています。古民家には素晴らしい大工さんの技術、大きな材木、樹種がたくさん詰まっています。そういった古民家を解体するかリフォームするかは私たち建築士に判断が委ねられているといっても過言ではありません。今回の下郷町の解体は、当初はリフォームという話もありましたが、インスペクション(建物調査)を行った結果腐朽が激しく強度的にも問題があったため解体し新しく木造住宅を建てる判断となりました。もちろん、お客様とインスペクションの結果を踏まえながら検討し決めた結果です。

一方で完成間近の会津美里町の古民家リフォームも当初は解体かリフォームかでお客様と打ち合わせを行ってきました。インスペクションの結果はリフォームでも大丈夫という判断でしたが、お客様は新築の方が間取りも希望の間取りになるしきれいになる、と話していましたが当社の方から間取りの変更も可能だし見違えるほどきれいにも仕上がりますよ、と説明しました。更に既存の木造住宅は平屋で70坪強あり同じ大きさの住宅を新築すると4,000万円以上のお金がかかる事を説明し大規模リフォームとなりました。解体かリフォームかの判断は非常に難しいですが、お客様の要望、予算などを踏まえての慎重な検討が必要ですね。

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