東日本大震災 原発付近

2011/04/22(金) 日記
昨日から日本建築士会連合会大石青年委員長と一緒に被災地を回っていますが、夕方には福島県新地町という地区に入ってきました。この地区は電車が流されTVでも報道されていた地区です。住宅地だった地区は何もなく、泥、ゴミが散乱している状態でした。少し歩いてみましたが津波の威力で生活の影はどこにもありませんでした。
新地町を後にし車で6号国道を南下していくと、警察官が。なんと福島原発まで20km地点まで来ていました。今日の午前0時より立入禁止区域です。Uターンし飯館村、川俣町を通り福島市まで抜けてきました。途中、飯館村、川俣町は計画避難地域に指定されており、街中はほとんど明りがありませんでした。町が寝ているようで、こういった光景は異様に感じました。街灯も暗くひっそりしていました。地震は落ち着いてきたかもしれませんが、放射能汚染はどんどんひどきなってきています。この町にいる自分には何もできない・・・、というむなしささえ感じてしまいました。私の町にも非難されている方が300名ほどいます。まずは自分の町へ避難されてきた方々に対してできる事をしていかなければなりません。

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