朝一に一本の電話が鳴り、事務員さんが出社していないので電話に出ると「大桃大工様の家ですか?下郷の〇〇です」と。
高齢のおばあさんの感じでしたので、丁寧に対応すると屋根が壊れたので見て欲しいとの事でした。今日中に伺いますと電話を切りましたが、大桃大工様、という事が懐かしく思えました。私が小さい頃は大工を大工様と呼び、当社も大桃大工、大桃大工様と呼ばれていたからです。地元に密着しているからこそ呼ばれるネーミングですね。高齢だと感じたので、早急に訪問しないと不安がりますので早速午後一に伺ってきました!
家に到着すると家の外観がまさしく大桃大工のデザインです(笑)。この当時の建物は、外壁の腰壁が洗い出し、上部はALCで吹付け塗装というのがほとんど当社の造りだったようです。もちろん今は違いますよ!
予想通りの高齢のおばあさんでしたが、畑仕事をしておりとても元気な方です。
軒天に穴が開いており、昨年も近所の大工さんに直してもらったそうですが、簡易的なので今年も壊れたようです。
すぐに見積りを作成し届けると、「早かったね、保険屋さんが保険金で直せるよ」と話していたようで安心した顔が印象的でした。
この地区は会社から車で30分、隣町の奥深い地区です。高齢者の一人暮らしも多いこの地域では冬の生活は大変なようです。今後もちょっとしたことでもいいから電話くださいね、と話すと笑顔で「どーもね」と。私が会社に戻る前のお客さまでしたが、今後はすべてのお客様を確認しできるだけ訪問したいと感じた瞬間でもありました。