子供達の感じ方

2011/04/03(日) 日記
東日本大震災の悲惨な光景は毎日TVで放送され、全国民、海外の人たちに放映されておりだれしもが分かっている。私は支援物資のボランティアのため先だって福島県いわき市に行き、自分の目で悲惨な光景を見てきた。この何百年に一度の大地震の被災は、子供たちにも見せたいと感じていた。忘れたい震災であり記憶として残さなければいけないという気持ちが強く、自分の子供たちにも現実を見せ、何か感じるものがあればと思い連れて行った。
地区が壊滅状態となった「薄磯地区」は私もはじめて足を踏み入れたが、壮絶なものだった。何一つ残っていない。この地区で亡くなった方もいる。そう思うと涙が込み上げてきた。子供達はカメラを持って行ったが、自分の意思で撮影はせず、しかも車から降りたい、降りるというい事は一切なかった。自分の目に焼き付けるので精一杯だったようだ。でも、子供達は小さいながら感じたものもあり、次男は「ボランティアとかしたいな」、小学生の2人は「かわいそう」と言っていた。復興にはまだまだ時間がかかり大変な努力が必要だよ、と私が子供に話すと少しでも役に立てればいいなあ、とつぶやき私も改めて復興のためのお手伝いの方法を考えながら運転し帰って来た。

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