大桃の大工

大桃の大工

木の性質・役割を知って家を建てる大工と、
関係なく金物で組み立てる大工。
プラモデルは接着剤なしで作れません。
"接着剤なし”、素材だけでプラモデルを組み立ててしまう。素材である木材と技術で家を造っていく、
それが、大桃の大工です。

 

木は生きている。

日本で何百年・何千年と建つ寺社は、すべて人間の手で作られました。

私たちはこれまで、一度もプレカット(機械で仕口をつくる)の材料を利用したことが
ありません。時間的にも、コスト的にも、ある一面から見ればとても優秀な材料です。が、私たちは、自分たちの目で見て選んだ木を購入し、自分たちで製材し、大工が刻むことにあくまでもこだわってきました。何故ならば、木は生きているからです。無垢の木は、私たち人間と同じように個性があります。表・裏があります。上・下があります。それを機械で見分けることはできないからです。

“恐い”という意識を忘れない▲どんなに“ベテラン”となっても“恐い”という意識を忘れない 目で見て、手で触って▲目で見て、手で触って。1本1本心を込めて扱います。

 

地震への備え。

日本の家において、大切な地震への備え。
一口に「大工が建てる」と言っても、その技術レベルは様々です。特にプレカット材料は、その使いやすさ故、材料と材料をどんと真っ直ぐにぶつけ、ぶつけた部分に釘を打ち、金物やボルトで締める金物重視の組み方に使用されることが多いはずです。

大桃の大工の組み方は、手刻みで仕口を施し、組み、そして木の栓で固定する、昔ながらの伝統の技。それだけで十分な強度を保持しますが、建築基準法上決められている為、補助的に金物を使います。

完成後、基本は隠れてしまう構造部分の為、見た目に違いはありません。強度もそれほど変わらないでしょう。
でも、地震が来た時。釘と金物だけで固定している部分に強い力が働き折れた時、家はあっという間に「ばたっ」と倒れます。
仕口を施した木と木で組んだ家は一気に倒れることはありません。木の繊維は、その性質からスパッと切れることはなく、木が本来もっている粘りをもって徐々に倒れます。

地震への備え

木の性質・役割を知って家を建てる大工と、関係なく金物で組み立てる大工。
プラモデルは接着剤なしで作れません。
"接着剤なし"、素材だけでプラモデルを組み立ててしまう。
それが、大桃の大工です。