大桃一浩 自己紹介へ

雪害 軒折れ 福島県南会津町

2022/05/21(土) 現場

以前、昨年末から今年にかけて大雪の建物被害をアップしましたが、今日も新たに3軒のお客様で4棟の調査依頼が来ました。

午前中に南会津町小塩地区の建物2棟の調査です。1棟目は現在使用していない木造平屋建ての建物で屋根の形状は寄棟です。隅木が折れタルキも4面あるうち2面の屋根のタルキが折れています。住んでいないのでもちろん雪片付けを行っていませんでしたが、今までも同じ事でいかに今年の雪が多かったか分かります。この改修工事は垂木が折れた屋根面を解体し新たに垂木を施工しガルバ鋼板で屋根葺きをします。

 

もう1棟はすぐ隣の方で小屋のタルキが折れてしまいました。この改修工事もタルキが折れた面の屋根を解体し新たに垂木を施工しガルバ鋼板で屋根ふきをします。どちらの工事も外部足場が必要になってきます。よって工事金額も多くなり保険適用でなければ負担がかなり大変です。

午後は同じ南会津町針生地区です。針生地区は豪雪地帯でも有名で今回で同じ地区の調査は5軒目です。ここは母屋の屋根の雪害と小屋の雪害です。

母屋の屋根が非常に大きく、積もった雪が一気に落雪し下屋部分に被害をもたらしています。

一方小屋は雪庇ができ軒先が折れたようです。下の写真では分かりにくいですが真ん中辺りが沈んでいます。

今年は本当に被害が多く当社で30件ほど相談を受けています。屋根やさんも忙しく対応できない家も多いですが、なんとか大工さんと屋根やさんの連携で改修をしています。

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