木造住宅のちょっとだけ情報 健康住宅が欲しい(木材編)

2008/03/31(月) 日記
健康住宅を手に入れるには、設計士・施工業者の知識と技術がなければ成り立ちません。今日は気候風土と木材について記載します。昔は無垢材、漆喰などが使用されていましたが、単に昔は材料がなかったから、というわけではありません。日本の高温多湿の気候にはその季節に応じて呼吸する無垢材、土壁、漆喰が適しているのです。湿度が高いと吸収し、湿度が低いと放出します。また、私のいる会津と沖縄では気候が全然違いますが、こういった呼吸する素材によって調整されるわけです。使用する材料も、家を建てる地域と同じ所で育った無垢材を使用すると、大きな気候の変化も無く、割れ、反りなどの狂いも少ないのです。南国の無垢材を北国に使用しても家を建てた後に育った気候の違いから、木特製の割れなどが顕著に発生するのです。無垢材は割れて当たり前ということを認識しながら、健康住宅を考えてはいかがですか?

1ページ (全2ページ中)