メディア

2014/03/09(日) 日記
阪神淡路大震災、中越地震、今回の東日本大震災などの大きな地震のたびに建物の耐震性が問題になる。国もj木造住宅を始め公共建築物の耐震性を上げるためいろんな施策を打ち出しています。今日の休日は東日本大震災からもうすぐ3年という事で特集のTVが多い。その中で一建築士として疑問に思った番組があった。
岩手県の例の建物の中でTV中継がされている。ここはもちろん立ち入り禁止ですし、耐震性はゼロ!あちこちが壊れ、人が落下するような開口部も多く非常に危険な建物です。被災地区が許可を出すのもどうかと思うが、こういった場所でTV中継をする、いわばスタジオのように被災建物を利用することはどうなんだろう?耐震性が無い建物ほど怖いものはないのに、これでは少しの時間なら危険な建物の中でも入れますよ、と言ってるのお同じである。応急危険度判定士として被災建物を調査してきた私にとっては考えられない事です。メディアは視聴率ばかり重視してはいけないような気がしますが、みなさんはどうお考えですか?